いつか、ヘアカラーができなくなる??ジアミンアレルギーって何?
白髪染めやヘアカラーで頭皮がかぶれたりひりついたりする……それはジアミンアレルギーかもしれません。今回は、ジアミンアレルギーとは何か、グレーカラー2.0でできることを解説します
ヘアカラー(酸化染毛剤)で頭皮がひりつく原因とは
ヘアカラーを使用すると「頭皮にしみる」「ひりつく」「かゆい」といった症状が起こることがあります。アレルギー性のかぶれであることもあり、皮膚科医の研究では、ヘアカラー (酸化染毛剤)に含まれる染料のジアミン(パラフェニレンジアミン等)は、生活品の中でアレルギーを発症する頻度が高いとして日本皮膚免疫アレルギー学会が選定した代表的な成分の中でも、アレルギーを起こしやすいことが報告されています
ジアミンアレルギーってなに?
ジアミンはパラフェニレンジアミン(PPD)をはじめとするヘアカラー(白髪染め・ヘアダイ等の酸化染毛剤)に配合されている染料で、ヘアカラーリングを行うことでアレルギーを起こすことがあり、かゆみ、痛み、発疹、腫れなどの皮膚症状を繰り返すことが報告されています。
「カラーのバリエーションが豊富」「色持ちが良い」といったメリットがある酸化染料ですので、アレルギーを起こさないよう、使用前に毎回必ずパッチテストを行う、使用説明書を良く読んで使う、頭皮に直接付かないように塗る等、ヘアカラー (酸化染毛剤)を安全に楽しんで続けていけるよう皮膚科医は治療とともに提案されています。 万が一何らかの肌トラブルを感じた場合は、アレルギーを起こした可能性もあるので、皮膚科医に相談されることが、ご自身にあったヘアカラーリング製品を見つける近道なのでおすすめします。
参考:Visual Dermatology Vol.17 No.5「ヘアカラーリングを安全に行う基礎知識 医療現場と患者、理・美容師のために
なぜアレルギーになってしまうのか
アレルギーの発症リスクは人によって異なります。稀に一度のヘアカラーリングでアレルギーを発症するケースもありますが、白髪染めを始めてから数年後にかぶれの症状が起こることが多く、頭皮に何度も接触することでアレルギーが発症すると考えられます。
今まで何の問題もなくヘアカラーリングできていたのにもかかわらず、突然アレルギー反応が起こる可能性は否定できません。頭皮や顔の皮膚のバリア機能が低下している時は、通常よりも肌に直接つかないよう気をつけてヘアカラーリングを行うことをおすすめします。
こんな方はジアミンアレルギーかも
ヘアカラー (酸化染毛剤)が頭皮へ触れると刺激や痛みが現れることがあり、ヘアカラーリングの施術中のみ痛みやかゆみを感じる時は刺激性のかぶれ(接触皮膚炎)になることもありますが、すぐに薬剤を洗い流すと症状はおさまることが多いです。
一方、ヘアカラーリングを行なった直後だけではなく、痛みやかゆみがなかなか治まらなかったり、数時間後〜半日後に痛みやかゆみが現れはじめ、徐々に症状が強く出る場合には、アレルギー性のかぶれ(接触皮膚炎)の可能性が高いといえます。原因がジアミン(パラフェニレンジアミン等)であることも考えられ、皮膚科医に相談されることをおすすめします
ジアミンアレルギーは予防できるの?
ジアミンアレルギーを発症していなくても、ヘアカラーの使用を続けている限り発症リスクはあります。今後もヘアカラーを楽しむためには今からでもジアミンアレルギーの予防対策をはじめていきましょう。
ヘアカラーリングの回数を減らす
ヘアカラーリングの頻度(施術回数)が増えると、アレルギー反応が起きる可能性も高くなっていきます。人によってアレルギーの発症のしやすさは異なりますが、1か月に数回ヘアカラー(酸化染毛剤)を使われている方は頻度を見直してみましょう。
頭皮に薬剤をつけない
頭皮に近い根本から薬剤を塗ると頭皮への刺激が強くなり、アレルギー反応も起こしやすくなります。そのため、頭皮から5mm程度空けて塗布するなど、頭皮に薬剤が直接つかないようヘアカラーリングを行うことをおすすめします。
グレーカラー2.0で染める
ジアミンアレルギーの原因となるジアミンは白髪染めに多く含まれる黒色の染料に多く含まれます。グレーカラー2.0は白髪染めを使わない、新しい白髪染めの薬液選定なので、ジアミンアレルギーを起こすリスクを減らす事ができ、安心して永くヘアカラーを楽しむ事ができます。
オギソ タカシ
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